付記試験の勉強15-H28午前過去問-

H28年の特許に関する起案問題を解きました。
訴状と準備書面を書く問題で、相手の104条の3の抗弁に対する訂正の再抗弁の問題です。
これも、先使用権と同様に弁理士試験(論文)では必須論点です。
これだけ、論点が被ると、弁理士試験から間を空けずに受験した方が良いという話がわかる気がします。

なんと空欄が8個ありました。多いです。
空欄1について
原告の言い分を読み、請求の趣旨を丸々書かせる問題でした。
基本問題なので、これは解けました。
「訴訟費用は被告の負担とする」は、一瞬忘れてましたが。。。

空欄2について
特許法102条2項による損害額の推定の問題。
損害額だけ算定していれば良いのかと思っていたけれど、
侵害行為により、具体的にどんな損害が発生しているかを記載する必要があったみたい。

空欄3について
相手方が出してきた答弁書にて記載された非充足論に対する反論。
頻出論点ですが、相変わらずヘタレです。
H27の問題を解いた時には、充足論を論じるには、クレーム解釈が必要であると理解しました。
そのクレーム解釈は、発明が解決した課題と、その手段、その手段による作用を使って、クレームを解釈するようです。
こんな経緯があって、この方法で解決したんだから、クレームはこのように解釈するのが妥当だ!って感じでしょうか。
弁理士なんだから、この辺がきちんとできるようにならないと恥ずかしく思います。
かつて、侵害案件を担当した経験もあって、このクレーム解釈が弁護士よりも上手にできないと、弁護士と一緒に訴訟するなんて無理だとも思います。
だから毎回のように、この論点が出題されるんでしょうね。

空欄4−6について
訂正の再抗弁の要件と、クレームの訂正。
この辺は問題ない。

空欄7について
訂正したクレームが訂正要件を満たしていることの当てはめ。
弁理士試験対策で飽きるほどやった。単調で時間ばかりかかるから好きではなかった。
でも、付記試験では出題されて嬉しい。なぜなら、自信を持って解けるからだ。

空欄8について
訂正後のクレームと被告製品との対比。
訂正の再抗弁の第4要件の当てはめなんだけど、難しく考えすぎて、失敗。
クレーム解釈しようと二十分くらい悩んだ。
模範解答では、普通に文言を比較してるだけだった。。。

特許では、メジャーだけどいろんな判例が出ているなぁという実感を持っています。
過去問で問われたもの以外でも、少し抑えておいた方が良いかもしれません。
見かけてないのは、インクタンクとリパーゼ事件かな。
この辺は予習しておいた方が良いかもしれません。

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9/19日記
ちょっと前からNintendoswitchのオクトパストラベラーの体験版オルベリク編をやってました。
1時間ちょいでクリアしました。
付記試験終わったら、プリムロゼ編をやる気です。

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付記試験の勉強14-H27午前過去問-

H27年の特許に関する起案問題を解きました。
答弁書を書く問題で、抗弁として先使用権に関する問題でした。
弁理士試験(論文)では必須論点です。
付記試験でも出題されていたとは思いませんでした。

空欄1について
自分の製品が、相手の特許請求の範囲の構成要件を充足しない旨の主張。
頻出論点ですが、未だにコツがつかめません。
答弁書で、特許請求の範囲非充足をやるには、
基本的には、原告特許請求の範囲のクレームを狭めるように解釈し、自分の製品が含まれないように主張するのが基本です。
狭めるように解釈するのが難しいです。
解きながら、昨年の今頃にやっていた仕事で、弁護士の先生に、色々と聞かれてたのはこの事だったのかなぁ。。
と、今更ながらに思い出します。

空欄2について
公知・公用に該当するか否かを判定する問題。
該当すれば、無効理由があるとして、特許104条の3の抗弁が主張できます。
公用があまり慣れてないこともあり、認定が間違っていた。
解答例によると、実際に実施行為をすると、公用に該当するみたい。

空欄3について
先使用の抗弁です。
基本的には特許法77条の条文に当てはめて先使用権を有することを主張します。
知らなかったことは、発明をするのはあくまで、社員などの自然人であり、法人ではないこと。
だから、知得経路の正当性の当てはめで、法人はあくまで知得した者にとどまるようだ。
即時実施の意図の解釈は、飽きるほど見ていたので、弁理士試験から2年経った今でもバッチリ覚えていた。

空欄4について
実施または準備をしている発明及び事業の目的の範囲内の解釈を覚えていなくて、解けなかった。
2年前も微妙に怪しかった論点だが。。。
基本的な流れとしては、条文、条文の解釈(判例)、事実の当てはめ、結論の流れで書くことになるのだが、条文の解釈がイマイチだと、説得力のかける論述になり、点数が伸びないはず。

覚えていない判例が出るときついなあと思います。

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9/18日記
サザエさんでマスオさんと波平さんが食べていた、ほうれん草としめじの和え物を作った。
休みの間、子供が39度くらいの高熱が出ていたのだけど、下がってきたみたい。
これで、保育園お休みということはなさそう。

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付記試験の勉強13-判決-

裁判所が下す判断には、判決と決定の二つがあります。
このうち、判決は、訴訟についての終局的または中間的な判断です。

判決にはいくつか種類があり、最終的な審判を行う終局判決と整理のために問題を事前に解決しておく中間判決とがあります。

知財の損害賠償請求訴訟の場合、まずは侵害しているか否かで中間判決が行われ、その後、侵害しているならば損害額が幾らかの審理が行われ、終局判決という流れになる事があります。
ちなみに中間判決は、絶対しなければダメというものではありません。

終局判決にも、いくつか種類があります。
審理対象のどの範囲を判決するかで分類される一部判決と全部判決とか、判決の対象で分類される本案判決と訴訟判決とか、があります。
これらは、範囲と対象によって変わってくるもので、四つの判決のいずれか一つに属するというものではありません。
ある判決は、一部判決であり、本案判決である。
また別の判決は、全部判決であり、本案判決である。
というように、2×2の4パターンに分類されます。

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9月13日日記
最後の拒絶理由通知対応。
進歩性は解消したものの、明確性違反の拒絶理由が通知。
すぐに終わると思っていたけれど、明細書が意外に難解で、苦労しました。
付記試験の勉強にちょっと飽きてきた。。。

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定期があると入った駅から出られる

定期区間内の駅であれば、入場した駅から出場することができるようです。
はじめて知りました。

東京駅の八重洲側から丸の内側に行くには、長い地下を抜けて行く必要があります。大体10〜15分くらいかかります。

それを八重洲口の改札から入って、丸の内側の改札から出ると、5分もかかりません。

すごい便利だ!

今まで長い地下道を通っていたのが馬鹿みたいです。

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9/12日記

早く帰ったので保育園のお迎えに行った。

他の園児とポケモンについて語り合う。スイクン、エンテイ、ライコウというポケモン金銀の伝説ポケモンのシャツを着ていたので、そのポケモンについて話し合う。ポケモンGoも相当やりこんでるらしく、伝説ポケモンのゲット状況を教えてくれた。僕はゲット数ゼロだ。またやろうかな。。

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付記試験の勉強12-平成26午前過去問-

平成26年の午前過去問をやりました。
午前は特許に関する問題です。
平成26年は答弁書を書く問題でした。
空欄が8個と多く、大変そうだと思いましたが、約半数が条文の穴埋めでした。

空欄1は、請求項の技術的範囲は、どのように解釈されるべきか?という問題で、初めて見るタイプの問題で、悩みました。
特許法70条を規範として、請求項はこのように解釈されるべきである。というのを書くはずだと考えました。
回答として、添付の明細書をそのまま使い、クレームは明細書の記載の通り解釈されるべき。と書きましたが、ちょっと違ったようです。
具体的には、明細書の記載がこのようになっているから、請求項はこのように解釈されるべきである。
という具合に、明細書の記載に基づき、請求項の内容を限定するような回答を作成する問題だったみたい。明細書の記載そのままで終えてはダメだったようです。
規範も特許法70条ではなく、判例があったみたい。
だけど、70条でいいんじゃね?と思えるような判例でした・・・。

空欄2、3は被告方法の分説。たまに見る問題。
原告請求項の構成要件の書きぶりに合わせるように記載すると、次の対比の問題が楽になると思う。

空欄4は、原告特許権と被告方法の対比。
対比は頻出です。
対比の基本形は、以下の通りです。
被告方法の構成aは、◯◯である。原告方法の構成Aは◯×である。
従って、aは、Aを充足しない。
ちなみに、答弁書では、充足しないように、訴状では充足するように結論をまとめる必要がある。
今回は書き落としたけれど、作用効果に関する対比もあると良いらしい。
訴状の場合はどうやって書くのだろう。主観で書くしかないのかな・・・。

空欄5は、サポート要件違反(特許36条6項1号)の問題なんだが、全くわからなかった。
一応、判例からの出題らしいが。。。
空欄6−8は条文番号を記載するだけなので、難しくなかった。

感触的には、空欄5を除き、半分くらい解けたという実感だ。
とはいえ、空欄5のように、特許の問題は何が出てくるか想像ができないのが恐ろしい。
この平成26年のサポート要件違反のような謎の問題が出てくるとヤバイ。

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9月8日日記
某大手IT企業の明細書。
昨年も同じ時期に同じ会社の明細書を作成した。
だけど、掛かった時間も、完成時の品質も、今の方が段違いに良くなっているように思う。

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付記試験の勉強11-管轄-

管轄というのは、裁判所間の事件の分担の定めです。
例えば、訴額が140万円未満であれば簡易裁判所。それ以外ならば地方裁判所。などのように。
知財訴訟では、だけど、簡易裁判所というのは聞いたことがありません。もともと金額が多くなりがちだからでしょうか?
もう一つ、地方裁判所は、各都道府県にあります。
だけど、どこの地方裁判所にでも訴えを提起できるわけではなく、決められています。
それは、被告の所在地で決まります。所在地を管轄する地方裁判所が訴えの提起先となります。
例えば、訴えられる人が広島在住であれば、広島地方裁判所です。

他に、義務履行地でも訴え提起可能です。
義務履行地というのは、知財訴訟の場合、損害賠償金を支払う所になります。
具体的には、原告の所在地です。損害賠償金を受け取る人が沖縄在住であれば、沖縄地方裁判所です。

また、不法行為地でも訴え提起可能です。
不法行為地というのは、まさに不法行為(例えば、特許権侵害など)が行われた場所になります。
例えば、不法行為が四国地方全域で行われた場合、四国の全ての地方裁判所で訴えが提起可能になるわけです。

そして、知財訴訟、特に特許やプログラムの著作権のような高度な技術的な専門性が必要な訴訟の場合、専属管轄という、専門の裁判所が決められています。
高等裁判所の管轄区域単位でどの地方裁判所に定期できるか決められています。
ざっくり東日本の場合は東京地裁、西日本の場合は大阪地裁です。
また、意匠や商標のような高度な技術的な専門性が必要とはしないまでも知財訴訟であれば、特許などと同様に東京地裁または大阪地裁に訴えを提起できます。

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9/4日記
拡大先願の拒絶理由対応。初めてやりました。
引例と同一でないことを主張立証すればいいようなので、そんなに大変ではなかった。
弁理士短答試験では勘弁だけど。。。
子供が寝言でイタイ、イタイと言ってる。
本当にイタイのではなくて、最近は何事も「イタイ」というらしい。

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付記試験勉強10-午後問題の模試-

模試でした。
付記試験は、訴状又は答弁書を書く起案問題と、民法、民訴法よ小問で構成されます。
起案問題は、今年、出題が予想される訴状の問題でした。
商標の類否判断が出題されると思っていたので、予めその部分の判例(氷山印事件、つつみのおひなっこや事件)を重点的に予習しておきました。
あとは、それと合わせて必要になる商標の要部認定方法も予習しておきました。

商標の類否判断は、予想どおり出題されましたが、不正競争防止法の商品等表示の類否判断も出題されました。これらの規範は似てるけど、微妙に違います。
そして、その微妙な違いを僕はあまり覚えてない。
取り敢えず、商標の類否判断を基に書き上げる。
ここまでで約二時間。

あと一時間で民法と民訴法の小問。
民法は、殆どが条文番号の穴埋めだったから、なんとか埋めた。
問題は民訴法。
これまでブログで書いてきたように、主に民法について勉強してきており、民訴法は殆ど手付かず。それゆえ、本来は民訴法の問題であるはずなのに、民法を持ち出して解くという摩訶不思議な回答をしてしまった。
民訴法なんて出題されなかったんだ!と、自分に言い聞かせて、試験を終えた。
回答を見ると、しっかり民訴法の問題でしたけどね。

全体として、勉強量の割には書けたという印象。
とはいえ、合格点ではないはずなので、これからも引き続き勉強が必要だ。
講師曰く、必死でやればまだ間に合うらしいので。。。ほんとかいな?

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9/3日記
付記試験午後問題の模試
模試の後は家族でお好み焼きを食べに行きました。子供も食べ物さえ与えていれば、あまり騒ぐ事なく落ち着いています。
食器をカンカン鳴らすのは勘弁して欲しいけど。

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