わかりやすい文章の書き方〜表記揺れは厳禁

表記揺れとは、1つのことを複数種類の言葉で記載することだ。
例えば、以下のような文だ。
近所のスーパーでは、キャベツの価格が200円である。それに対して、近所の八百屋では、キャベツの値段は180円である。

この文章に見られる表記揺れは、「価格」及び「値段」だ。
いずれか一方に統一しなければならない。
表記揺れがあると、読者は正しく文章を理解することができなくなる恐れがあるからだ。
実際、これくらいの表記揺れであれば、「価格」と「値段」とが同じ意味で使われていることは、文脈から推測できる。
しかし、表記揺れが多すぎたり、慣れない分野に関する文章だと、内容を間違えて理解されてしまう可能性が出てくる。

例えば、以下のような文だ。
この無線端末の発明に関する特許権が侵害されていることがわかりました。
だから、裁判を起こしたいと考えています。
そこで、弁理士であるあなたにこの無線の特徴を弁護士に説明してもらいたいです。
この無線の発明は特許第X号で公開されています。
端末はこれです。

この文章に見られる表記揺れは、「無線端末」、「無線」及び「端末」だ。
これくらい表記揺れがあると、会話では気づかないかもしれないが、文章(例えば、議事録)になった途端に不理解が生じる恐れが出てくる。
そのためいずれかに統一しなければならない。
そこで、文章を無線端末に統一して修正した。
<修正後>
この無線端末の発明に関する特許権が侵害されていることがわかりました。
だから、裁判を起こしたいと考えています。
そこで、弁理士であるあなたにこの無線端末の特徴を弁護士に説明してもらいたいです。
この無線端末の発明は特許第X号で公開されています。
無線端末はこれです。

わかりやすくなったのではないだろうか?
正しい文章を書く上で表記揺れは厳禁だ。

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