報酬欲しさに士を目指す?

士業=高収入
そんな風に考えている方はたくさんいらっしゃるかもしれません。
それは半分正しくて、半分誤っています。
それは、士業の多くは成果ベースで報酬が支払われるからです。

だから、たくさん仕事をこなせば高収入になります。
あまり仕事をこなさない場合、低収入になります。
だから、年齢に応じて報酬が上がっていくわけでもないし、若いから報酬が安いということもありません。
もちろん、例外もあって、士業事務所によっては、勤続年数と成果とを組み合わせて報酬を定めているところもあるようです。
仕事をこなすと言っても、仕事がなければ仕事はできません。
そのため、士業事務所において、仕事を取ってこれる人は重宝されるようです。
なので、そういう人は仕事をこなすとは別の意味で評価され、高収入に繋がることもあります。

独立している場合、入ってきたお金が全て自分の成果であり報酬に直結します。
これに対して、勤務している場合、特に弁理士の場合は売り上げの30%くらいが自分の報酬相当と言われているようです(諸説あるようですが・・・)。
なので、報酬として1000万円を得ようとしたら、売り上げ3000万円以上をあげる必要があるということになります。
僕からみると、3000万とか、途方もない金額です。
まあ、この辺は事務所によって様々です。報酬を落として福利厚生に回している事務所もありますし、売り上げが奮わなかった場合に報酬が極端に下がらないように、あえて下げている事務所もあるようです。
だけど、報酬を高くしている。という事務所のことは聞きません。

弁護士、司法書士や行政書士といった他の士業も同じような報酬体系ではないでしょうか。
士業事務所で発生する経費はどこもそんなに変わらないと思いますから。
最近は顧客獲得に必死で、手数料値下げがエスカレートしています。
士業は、売り上げに応じて報酬が決まりますので、この流れは必然的に士業の報酬低下に繋がります。
とはいえ、士業は、同じ依頼でも個人の力量次第でお客さんに与えることができる価値が大きく変わってくる職業です。
そのため、独立して、高い技能を持つ士であれば、必ずしも手数料値下げに付き合う必要はなく、自分で設定した価格で仕事を獲得することもできます。

約10ヶ月、弁理士として働いてみましたが、士業の報酬事情はこんな感じなのかなと感じてます。
高収入のために士業を目指すこと。
それは、必ずしも正しい手段ではないかもしれませんよ。

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