異業界に転職するときに注意すること

僕は情シス業界から知財業界に未経験で転職した。
異業界に転職する時に注意が必要なのは技術分野だ
同じ知財でも電気、機械、化学といった技術分野が違えば求められる技術知識も異なる。
異業界に転職するなら、少しでも前職の技術知識が活用できる会社を選択する方がベターだ。
例えば、ライターになりたいなら、前職の技術分野を活用できるライティングをさせてくれる会社を選ぼう。
そして、ライティングに関する経験を積み、徐々に他分野に進出していけばいい。

会社の人が産休に入るから、出願手続きだけやってほしい。という仕事を頼まれた。
渡された書類を見ると、化学の発明だった。
謎の化学式が並んだファイルをチェックしながらふと思い出した。
そういえば、最初に面接した特許事務所も化学系だったなと。
落ちてよかった。今ならそう思う。

神田にあるその特許事務所は、予備校の紹介で面接をさせてもらった。
職務経歴書と履歴書との書類選考に合格し、面接にこぎつけた。
とても綺麗な事務所で、また、職員の印象もよかった。
ただ唯一気になる点が、化学分野中心の事務所であるということだった。
僕の技術分野は情報(電気)。特にソフトウェアとネットワークだ。
この事務所にはそのような仕事があまりないっぽい。
案の定落ちた。
ここでもいいかなぁ。と思っていただけに、ちょっとガッカリした。

予備校側の担当者に落ちた理由を教えてもらった。
一番の理由は専門分野の違い。
情報系の仕事もゼロではないけど、化学に比べると圧倒的に少ない。だから活躍の場が少ないという理由だ。
当時は、よくある定型文かなと思っていた。
そして、僕はとある会派の合格祝賀会で声をかけてくれた特許事務所に応募し、その採用試験に合格した。
分野は電気。と言っても、情報・通信というピタッと僕に当てはまる技術分野だ。
あらゆる分野を扱う特許事務所だけど、技術分野・企業で担当者が分けられている。
だから僕が化学のような全く未知の技術を担当することはない。

だから、こうして化学の明細書を見るのはほとんど初めてだ。
はっきり言ってよくわからない。
高校化学で習ったベンゼン環みたいなものがいっぱいくっついた図がたくさん書かれていた。
発明なんだろう。だけど、こんなものと毎日対峙するのは、きつすぎる。
あのとき不採用となった特許事務所の断り文句は定型文かもしれない。
だけど、僕の活躍の場が少ないのは本当のことのように感じた。

もしも最初から化学系の技術分野を扱っていたら、今以上に苦労していただろう。
わからなさすぎて挫折していたかもしれない。
だから言うのだ。
異業界に転職するなら、少しでも前職の技術知識が活用できる会社を選択する方がベターだ。
そこで経験を積み、他の分野に進出していけば良い。

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