付記試験勉強4-虚偽表示-

民法では、外観法理と呼ばれる理論が存在するように、外の人からどう見えるか?ということを重要視しているように感じられる。

あまり知財とは関係ない分野だが、知人の社労士が紹介していた不動産の所有権の時効取得なんてものは外観法理に基づく規定の典型的なものの一つだろう。

このような状況とは別に、意図的に作り出された外観であっても、外観法理は機能する。
その中でも虚偽表示という規定は、知財法とも関係がある。

虚偽表示とは、お互いが通じ合って、虚偽の意思表示をすることだ。
簡単にいうと、◯◯したふりをする。という感じだ。
お互いに特許権を譲渡したふりをする。とか、
お互いに実施権を許諾したふりをする。といった感じだ。

当事者同士がしたふりをするだけならいい。
当事者が勝手にふりをし合っていればいいのだから。
ちなみに、このような行為は民法上は原則として無効として規定されている。

だけど、例外もあり、この◯◯したふりを信用した人がいたとしたら、話は変わってくる。
例えば、AとBがお互いに示し合わせて、AからBに特許権を譲渡したふりをしたとする。
ここで、Bが持ってる特許権を譲渡してほしい!というCが現れたらどうだろう。
Bが、実は示し合わせて譲渡されたふりをしただけなんです。と、Cに事情を話せば別だが、そんな説明をすることなく、Cに特許権を譲渡してしまったら?
この場合、特許権は、外観のとおりCのものになってしまう。

これは、AとBによる虚偽表示を信じた人を救済しなければかわいそうであるし、いくらAとBが譲渡したことは、ふりであると主張しても、そもそもそんなことするAとBが悪いのである。
なので、Cより優先して救済されなくてもやむなし。
という、第三者の保護を図ることが趣旨となっています。

なんだか、試験には出しやすそうな規定だなと思います。

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8/15日記
子供が保育園で書いて来た絵を見た。
ドットを打つようになってた。
ウィルキンソンのドライコーラを飲んでみた。
見た目は炭酸水なのに、ほんのりコーラの味がする。

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