豆腐の公報を見てみた

少し前まで偽装豆腐について話題になっていました。
私のSNSのタイムラインでも、安全だとか、個人の自由だとか、いろいろな言葉が流れていました。
偽装とかそういうことにはあまり興味はなかったのですが、そもそも「豆腐」って発明だよな。
と、脳裏をよぎったので、簡単に検索してみました。
弁理士にとって、「豆腐」とは、食品であると同時に、発明なのです。

J-PlatPatで「豆腐」で検索すると2136件でした。
2136件をみて見ると、「豆腐」以外のものが圧倒的に多かったです。
身近な食品の割に少ない?
とはいえ、食品の発明って扱ったことないから、規模感がわからなかったです。

リストを上から見ていって、一番最初に出て来た「豆腐」が特開2014-042489でした。
請求項1の第1文を抜き出して見ました。
「ヒト由来の乳酸球菌BIO株の加熱処理菌体を含む粉体を含有する豆腐であって、…」
ヒト由来ということは体にいいんでしょうか?
請求項1では、期待される効果が読み取れませんでした。
そこで、明細書の方を読み進めていくと、わかりました。
整腸・肌荒れの改善が期待できる豆腐のようです。
実験結果も掲載されていました。
食品の効果の実験は、30日くらい食べ続けて測定するんですね。
すごいな。

そして、見落としていなければ、2番目に出て来た「豆腐」が特開2011-078320でした。
請求項1を抜き出して見ました。
「天然サンゴカルシウムの粉末を含有してなることを特徴とする豆腐。」
短い。。。ってか、世の中には天然サンゴカルシウムという物質があるんだね。
【課題】を読むとカルシウムとマグネシウムをバランスよく摂取できる豆腐みたいです。
そういえば、豆腐の栄養素って、タンパク質くらいしか考えたことがなかった。
そして、先行技術としていろんな豆腐が紹介されていました。
中でも気になったのが、段落0006の「真珠の粉末を含有した豆腐」です。
高級感あふれるこの真珠を含有した豆腐の公報は特開2003-189814号公報だそうです。

早速特開2003-189814号公報を調べて見ました。
請求項1を抜き出して見ました。
「真珠の粉末を含有してなることを特徴とする豆腐。」
天然サンゴカルシウムの請求項と同様、短い。
食品の発明って、短い請求項が多いのかな。。。
明細書段落0006によると、真珠の粉末は、カルシウムが主成分だから、これを豆腐に加えて食べることで、カルシウムが良好に摂取されるようです。

今回見たのは市販されている豆腐の原材料欄ではなく、特許公報です。
そのため、市販の豆腐で、ヒト由来の乳酸菌や、天然サンゴカルシウムや真珠の粉末が使われているかは、わかりません。
ですが、今も新しい豆腐は、より高い栄養価を持って発明として世の中に生まれ続けているようです。

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8月17日日記
嫁の帰りが遅くなるから、子供の迎えに行きました。
夜、1時間くらい寝付けなかったのだが、ストレッチをしたらころっと寝れてしまった。。
豆腐の公報を見て見た

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