閃きの番人 第3話 実用新案権及び特許権の併存(#4)

閃きの番人第3話が公開されました。
弁理士会HPから見ることができます。

この話は、事実関係がややこしいので以下のように図で経緯を整理してみました。
細かいところは異なるかもしれませんが、おおむね図のような経緯を経て発明者である松井さんは、主人公に相談にきています。

今回の話では、松井さんが実用新案権を持っていること、城東発明クラブという法人が同じ発明に関する特許権を持っていることが、おかしな点です。
このことから、同じ創作物に対して実用新案権と特許権とが併存していることがわかります。
このようなことが起きるのには、理由があります。
実用新案権は、実体審査という発明の中身が審査されることなく登録されます。
すなわち、様式が整っていれば実用新案権として登録されるのです。
このため、松井さんの発明は、城東発明クラブよりも1日あとの出願にもかかわらず登録されています。
では、特許よりも実用新案のほうが取りやすくて良いのか?といえばそうでもありません。
実用新案権は、権利行使の際に制約があります。
自分の権利に瑕疵がないことを確認した上で権利行使することが必要になります。
今回の場合で言えば、実用新案登録出願の1日前に特許出願がされているため、実用新案権には無効理由があります。
したがって、自転車メーカーを含め、誰かに権利行使することはできません。もしも権利行使をすると、逆に相手から損害賠償などを受ける可能性があります。

一方、城東発明クラブは、松井さんの発明を勝手に特許出願をして、特許権を得ています。
このような事態に対して、松井さんはどうすればよいのでしょうか?
日本の特許法は、このような事態に対しても保護規定を設けています。
しかし、この点に関しては次回の話に続くようなので、今回は省略します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2018年1月6日日記
NISAの勉強を始めました。
勉強した限り、積み立て投資的なやりかたでなくても良いみたいで、これまで言ってたように、国内株式に執着する必要もなさそうです。
1日しか勉強していませんが、商品の選び方は、確定拠出年金と大差はないようなので、金融機関の選定を始めてもよさそう。
金融機関は簡単に変更できないので、金融機関の選定に一番時間をかけるべきだと感じています。

カテゴリー: 弁理士の仕事 パーマリンク