ブロックチェーンを用いた不動産登記サービス(#33)

ブロックチェーンを用いた不動産登記に関するサービスが登場したようです。
こちら
特許取得済、世界初、不動産取引をブロックチェーン登記サービス開始

ブロックチェーンは、記録された情報を後から改ざんすることがとても難しい技術です。
なぜなら、追加された情報がどんどん後ろに繋がって増えていくからです。
途中を変更してしまうと、変更したところから後ろを全部変更しなければならなくなり、現実的ではないからです。
そういう意味では、今誰が保有しているのか?誰から誰に譲渡されたのか?という情報が重要な不動産管理はブロックチェーンに向いていると思われます。
不動産が譲渡されれれば、新しい所有者の情報を後ろにつなげればいいのですから。

不動産所有者のブロックチェーンの簡単な図の一例を用意してみました。
(この図は、上記のサービスを説明する図ではないので、注意してください)

第Nブロックには、土地A、Bの現在の所有者として甲さん、乙さんが登録されています。
ハッシュ値というのは、ひとつ前のブロック(N-1ブロック)から求められた数値です。
第N+1ブロックには、土地Aの所有者が甲さんから丙さんに移ったという記録がされています。
第N+2ブロックには、土地Bの所有者が乙さんから丁さんに移ったという記録がされています。
ここで、第N+1ブロックが改ざんされた場合を想定します。
具体的には、土地Aの所有者が甲さんから甲さんに移ったという記録がされました。
改ざん後の第N+1ブロックのハッシュ値は”NVT”です。
しかし、第N+2ブロックのハッシュ値は、改ざん前の第N+1ブロックのハッシュ値”XCY”を記録しています。
第N+2ブロックのハッシュ値と、改ざん後の第N+1ブロックのハッシュ値とが一致していないため、第N+1ブロックが改ざんされたことがわかります。

なお、第N+2ブロックのハッシュ値を改ざんすると、第N+3ブロックのハッシュ値も変わってきます。
このため、第N+1ブロックを改ざんすると、第N+1ブロック以降すべてのブロックを改ざんする必要があります。
とても現実的ではありません。
このようにして、不動産所有者の正しさが維持されるのです。

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